JICA×未来共創センター 活動視察!

2019/09/05(Thu) - 08:50
 

 未来共創センターの岡田です。学生隊員たちの活動も残り少なくなってきた時期ですが、ダルエスサラームにみんなの活動(と生活環境、心身の健康状態?)などを確認に行きました。今年の活動は、連携協定締結後初のためとても重要です。来年度以降の充実した活動に向けて、JICAタンザニア事務所と打ち合わせをすることも訪問目的の一つです。

 具体的な活動については、後日、隊員たちから報告してもらいますが、今日は、毎日のミーティングや活動の準備といった「裏側」をレポートします。

 

毎日のミーティング

 4人の隊員は、市内中心部のゲストハウスに滞在しています。部屋は屋上!最上階!見晴らしがよく、吹き抜ける風がとても気持ちがいいです。隣り合った2部屋の1部屋が女性、1部屋が男性の部屋で、それぞれの部屋の中には、リビング、キッチン、シャワールーム、個室2つがあります。

 毎日、活動が終わると、男性部屋のリビングで振り返りと翌日以降の活動の準備を兼ねたミーティングをしています。活動開始直後は、ミーティングが深夜に及ぶこともあったようですが、渋滞で帰宅が遅れそうなときは、車内で簡易なものをしたり、外食をせずに自炊やテイクアウトの食事を急いで済ませるなど、翌日に疲れを残さないような工夫をしているようです。とはいえ、とても仲のいい隊員たちです。時には、トランプなどのゲームで深夜まで盛り上がることもあったようで、日本では日々の生活に忙しい学生たちが、なぜかタンザニアで⁉ 新しいゲームを覚えたりしたようです。

 

 

活動準備

 上手に休息や気分転換をしている4人ですが、活動内容はとても充実したものとなっています。例えば、手洗い指導のために、写真のような分かりやすいポスターを作っていました。4人にはそれぞれ特技があり、上手く活かしながら、また苦手なところを補完しあいながら活動を進めていました。それは、活動先の学校の先生たちや本人たちの言葉からもよくわかります。

 「この4人で良かった!!」タンザニア派遣が決まるまでほとんど面識のなかった4人が、いきなりの共同生活です。活動はもちろん、生活の中でも一緒に行動することが多く、ちょっとしたもめ事やストレスが溜まっている学生もいるかな、と想像しながら来たのですが、杞憂に終わりました。

 

事前打ち合わせ

 毎回、活動場所に到着したら、事前に先生方と打ち合わせを行います。ほぼ毎回、時間帯にもよりますが、朝食や昼食、軽食などを出していただきました。タンザニアは紅茶文化なので、茶葉を使ったおいしいミルクティをいただいています。タンザニアといえば「キリマンジャロコーヒー」が有名ですが、タンザニアの人々の多くはティーを好み、また、最近は、キリマンジャロブランドのコーヒーは手に入りにくくなっているそうです。

 

事後の振り返り

 活動も終盤に差し掛かり、関わっていただいた先生や生徒たちと活動の振り返りを行いました。JICAタンザニア事務所で行われる報告会、帰国後の報告会、そして来年度以降の活動をより良くするために「良かった点」「悪かった点」「今後への期待」などを聞き取ります。生徒たちとの振り返りは、ポストイットと画用紙を使い、ワークショップ形式で行いました。とても優秀な生徒会役員たちが出席してくれて、1時間超えの激論です!みな英語ではっきりと自分の意見を主張していて、それらのすべてが的確で分かりやすい!!事前に生徒が優秀と聞いてはいたのですが、4人の隊員たちも私もとても驚きました。今後の活動、また来年度以降の活動を良くしていくヒントが沢山詰まった濃い時間になりました。