JICA×未来共創センター 活動開始!

2019/09/03(Tue) - 15:25
 

 いよいよ隊員としての活動が始まりました!私たちは、この一ヶ月でダルエスサラームにある4つの学校(Olympio Primary School, Diamond Primary School, Mchanganyiko Secondary School, Dar es Salaam Secondary School)と孤児院House of Blue Hopeを訪問します。今週は、そのうちのOlympio PSとMchanganyiko SSについて紹介します。

 

スケジュール&活動内容

8月13日(火)JICAタンザニア事務所でオリエンテーション
8月14日(水)学校訪問(Olympio PS, Diamond PS, Mchanganyiko SS)
8月15日(木)学校訪問(Olympio PS, Mchanganyiko SS)
8月16日(金)学校訪問(Olympio PS, Mchanganyiko SS)

 

〇Olympio Primary School

 Olympio PSは、ダルエスサラームでも5番以内に入るエリート小学校です。1クラスはおよそ150人で、生徒の多さに衝撃を受けました。1クラスを1人の先生で担当する学校が多い中、Olympio PSは3人の先生で授業を行い質の高い教育を提供しています。ある先生の授業を見学させていただきましたが、生徒の興味を集めるのがとても上手で、教師一人ひとりの質の高さを感じました。生徒は勉強と遊びのメリハリがちゃんとしている印象を受けました。遊ぶときは元気いっぱい全力で楽しみ、授業中は熱心にノートを取り積極的に発表しています。

 私たちは、40分の授業の中で、手洗い指導とエクササイズを行いました。手洗い指導では、まずポスターを使用して手洗いの仕方を説明し、その後中井隊員のギター演奏をBGMに手洗いソングを一緒に歌いました。その後は、教室の外に出て一緒に笛やボールを使用したエクササイズを行いました。明るく元気な子が多いOlympio PSでの活動は、4校の中でも一番の盛り上がりを見せました。

 

〇Mchanganyiko Secondary School

 Mchanganyiko SSは、Kariakooという露店が集まったエリアにある中学校です。タンザニアではおもてなし(Karibisha)の文化が盛んですが、食事などを用意していただき温かい歓迎を受けました。先生方と食事を共にすることで、タンザニアの食事や文化、Mchanganyiko SSの様子を聞くことができ、仲を深めることができました。

 授業では、パンを使用した実験を行い手洗いの大切さを伝えました。手洗い前・水洗い後・石鹸洗い後のそれぞれの手でパンに触り、一週間ほど様子を見ます。成功すれば、石鹸洗い後以外のパンにはカビが繁殖します。生徒たちは実験結果に興味津々で、授業では自分たちの手が普段どれほど汚いのかが分かったという意見もあがりました。その後は、小学校と同様に校庭でエクササイズを行いました。大学生の私たちは彼らとそこまで年が離れていないため、兄弟姉妹のような近い距離感で一緒に遊ぶことができました。


2日目のパン


10日目のパン

 

終わりに

 この派遣は今年が初年度で前例がないため、私たちは手探りで活動を行っています。わからないことばかりですが、現地の人々やJICA職員さんまた他のメンバーなどの優しさに助けられています。残りの期間も様々な人々との出会いを大切に頑張ります。