7月15日から、福島県二本松市にあるJICA二本松青年海外協力隊訓練所で派遣前訓練が行われました!青年海外協力隊経験者である服部隊員は4日間、未経験者である中井・大川・谷本隊員は5日間のスケジュールになっています。訓練には、南アフリカ・タジキスタン・セントルシア等の派遣国が異なり、また青少年活動・ラグビー・家畜飼育等の職種も異なる隊員44名が集まり、情報交換を行うことができました。

講義例
講座名:JICA事業概要- 日本のODA(政府開発援助)の実績
- JICAの歴史
- SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発)
→JICAボランティアの理念を忘れず活動していきたいと思います。
講座名:任国事情
タンザニアに体育教師として派遣されていた元隊員からお話を聞きました!
- 活動での失敗談とそれを踏まえたアドバイス→失敗を恐れずチャレンジすること、現地の人々と積極的にコミュニケーションをとること
- 現地での安全管理
- 現地での生活→おすすめのレストランをお聞きしました!食べに行くのが楽しみです。
生活
宿泊所個室もあり静かでとても快適です。しかし、雨が降っていたこともあり、大阪から来た隊員たちは寒さに驚きました。(訓練所はかなり標高の高い場所にあります)
朝の集い
毎朝8:10から朝の集い(朝礼)があります。JICA、青年海外協力協会、日本、そして派遣国の国旗掲揚があります。四日目の朝はタンザニアの国旗を掲揚しました!
タンザニアの旗には緑、金色、黒、青の4色が使われています。黒は人々、緑は大地、青は海、金色は鉱物資源をあらわしています。 1964年に、それまでのタンガニーカとザンジバルの国旗をもとに、現在のタンザニア連合共和国の国旗が制定されました。(駐日タンザニア連合共和国大使館より引用)

タンザニア派遣に向けて
ミーティング訓練中には、空き時間を見つけてタンザニアでの活動について4人でミーティングを何度か行いました。私達が今回要請を受けた背景には、タンザニア国の小学校において日本のように「保健体育科目」のカリキュラムがなく、中等学校においても「選択科目」である状況があり、学校レベルにおけるスポーツ実技や保健指導の強化を求められています。この要請をもとに活動内容を話し合い、ダンスを通じて準備運動を体育の授業に取り入れる案と、公衆衛生の情報を絡めたレクリエーションを使ったスポーツイベントの開催案を訓練中に考えました。

ダンス練習
二本松訓練所にはトレーニング室や体育館も完備されており、準備運動として考えたダンスの練習や他国へ派遣予定の隊員の方々とも一緒にレクリエーションを練習しました!


交流
今回の訓練には、様々な国へ派遣予定の隊員が集まり、4泊5日(協力隊経験者は3泊4日)を共に過ごしました。短期ボランティア向けの宿泊での訓練は今回の訓練が記念すべき第1回目だったそうです。講義の中でJICAボランティアの意義や責任、そして私たちの任国であるタンザニアについて学べたのはもちろんですが、他の隊員の方々との交流を通じて、この訓練がボランティアへの志やあらゆる国の事情を共有するいい機会になりました。

おわりに
4泊5日の訓練を終え、あとはタンザニアに向かうのみです!
短い期間ではありますが実りのある活動にしていきたいと思います。

服部隊員最終日!

全講義終了後に二本松訓練所所長より終了証を受け取りました。